2006 桜暦(はなごよみ) ― 2007年02月16日 10時11分55秒
桜暦(はなごよみ) 2006
「お客様、襟から小さな物が・・・」
そんな声をかけたくなる落し物
店の床にひとひらの花びら
見沼代用水西べりは
店の前を桜並木を伴い緩やかなS字を描いて流れる
3月
18日 蕾の幅は六・五ミリ
19日 八ミリに膨らむ
20日 八ミリ
21日 八ミリ 丈がグンと伸びる
日に日に蕾の先が伸び色が増す
24日 初開花
俺が一番とばかりに数輪が咲く
27日 一分咲き
秩父より年老いた父母が来る
29日 三分咲き
朝五時二十五分
桜並木の後方に真っ赤な大きな太陽
お日様と桜花 刻々と変化する光と色
小鳥のさえずりは高く 嬉々として飛び交う
「極楽、極楽!」の声残し
父母帰路に就く
4月
3日 満開
賑わいはあるが 八分咲きがいい
勢いと希望がある
シラサギが一羽 用水面を滑空
5日 冷雨
雨に濡れた桜はピンクを増す
雨と桜 これまた好し
6日 強風
陽を受けて乱舞する花びらは美し
水面を流れる花びらはなぜか物悲し
18日
萌え黄色の若葉の中
最後の数輪か まだ頑張っている
2006年4月3日 撮影
この年の暮れ、父、極楽へ逝く。
・
コメント
_ うすいです ― 2007年02月17日 00時33分03秒
この写真いいじゃないですか!!!
_ 豆屋 ― 2007年02月17日 09時09分44秒
ありがとうございます。
考えてみると、去年、あまり桜の写真を撮るチャンスがありませんでした。
考えてみると、去年、あまり桜の写真を撮るチャンスがありませんでした。
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